宅建リベンジ受験、改めて勉強を始めるタイミングと学習計画のポイント

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こんにちは、宅建講師の大野翠です。

今回は、前回惜しくも結果が及ばなかった人で、次回再受験し独学で合格を目指す場合の学習ポイントについて紹介します。

何月から学習をはじめたら良いかについてや、学習計画を立案する際に気を付けたいことなどもまとめていきます。是非参考になさってください。

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いつから始める?宅建リベンジ学習

次こそは必ず合格するぞ!と目標を立て、一日でも早く勉強を再開したいと思う人も多いでしょう

もちろん早い段階で学習を始めることは効果的です。ここからは、より学習効果を高めるためのポイントについて紹介します。

新しいテキストが出揃うタイミング

改めて勉強を始める場合、ひとつのタイミングとしていただきたいのは
「新年度対策用のテキストが出揃うタイミング」
です。

もちろん、これまで使用していたテキストを継続しても構いません。

しかし、直近実施分の本試験問題の分析や出題傾向に関しての記載が含まれている最新版のテキストを使う方が、より効果があると言えます。

一方、すべてを買い替えるとなると金銭的な負担も増します。

たとえば基本書のような参考書は継続して使い、直近の本試験問題も掲載している過去問集や法改正対策の記載のある問題集などを買い替えるだけでも良いでしょう。

最新テキストはいつろご発売されるのか

これまで宅建試験は10月に行なわれていましたが、2021年(令和2年)実施分より新型コロナ感染予防対策として12月にも分散開催されています。

それぞれ合格発表をもって合否がはっきりわかりますが、10月試験分の合格発表は12月、12月試験分は翌2月です。

このあと、各回の合格点数と合格率を含めた最新情報を掲載したテキスト類が発売され始めます。

より最新情報に備えたい場合は、少なくとも12月分の情報まで掲載されてから購入しましょう。

早いところだと3月前後には、遅くとも4月ごろにはその年分の合格対策テキストが販売されています。

前回試験の振り返りは合格への鍵

リベンジ学習で欠かせないのは、不合格だった年の本試験問題の振り返りです。

単に点数だけを気にするのではなく、テーマごとに敗因を探ることが合格への鍵となります。

合格に足りなかったのは何か

敗因を探るといっても、傷口に塩を塗る行為に近く痛みを伴うかもしれません。
しかし、ここはしっかり「何が原因で及ばなかったのか」を探りましょう。

  • 時間が足りなかったのか
  • 体調不良だったのか
  • 苦手テーマの克服ができなかったのか

不合格の理由はさまざまです。

足りなかった部分を知ることで、合格へむけての対策がしやすくなります。

振り返りの時間はしっかり確保し、それを材料に合格へ向けて計画を練っていきましょう。

学習計画立案のポイント

新しいテキストを購入し、前回試験の敗因をしっかり振り返ったところで、いよいよ学習計画の立案です。

仕事や家族のスケジュールも加味し、集中して勉強できる時期や、逆にあまり学習時間を確保できない時期もあぶりだしましょう。

新型コロナウイルス対策による試験日の分散実施(10月・12月)が実施されるかどうかは、正式なアナウンスを待つしかありません。
そこで、本記事では通例通り10月受験を前提として計画立案していきます。

スケジュール管理は余裕をもって

仕事や家事の合間に学習時間を確保することは、容易ではありません。

そこで、あらかじめ把握できている「学習時間が確保できない期間」については無理のないスケジュールにしましょう。

たとえば勤務先の決算期など繁忙期や、家族がいる人では連休期間などは「学習が進まない」という前提で計画を立てておいても良いのではないでしょうか。

その分、他の期間でしっかり学習時間を確保しておけば、間に合うわけです。

苦手な分野から始めよう

前回試験の振り返りを基に、点数が取れなかった分野や苦手な分野から着手しましょう。

特に権利関係(民法)が苦手な人は、理解に時間がかかるかもしれません。
過去問を中心に試験問題の読み込みをしっかり行い、法律用語の理解の定着をはかりましょう。

宅建業法は、本試験の中でも最もボリュームのある分野です。
その中でもどのテーマが苦手なのかを把握し、そこから着手しましょう。
たとえば、3大書面や8種制限などテーマを絞って攻略していきましょう。

体調管理も学習計画のうち

今度こそはリベンジ合格を果たすと目標を立てたからには、どうしても学習計画だけに意識が行きがちです。

しかし、もう一つ大事なのが体調管理です。

本試験当日に最大のパフォーマンスを発揮するために、日ごろからの健康増進や早めの治療を心がけましょう。
特に虫歯や親知らずには注意です。「今は大丈夫だから診察は試験が終わってから…」などと後回しにしていると、直前期に痛み出すこともあります。

やむを得ない急病は仕方がないですが、前もってわかっている疾病に関しては早めに受診し医師の対応を仰ぎましょう。

まとめ

今度こそは絶対に合格するぞ!と意気込んでいるリベンジ受験生の皆様には、是非合格していただきたく本記事を書きました。

まず不合格だった年の自己分析からはじめ、最新のテキストを用いて、苦手分野から勉強を始めることをお勧めします。

体調管理も並行し、今年の本試験では持っている力を最大限発揮できるようにイメージしながら、日々の学習を積み重ねて行きましょう。

大野翠

合同会社芙蓉宅建FPオフィス代表(宅地建物取引士/2級FP技能士)
宅建士・FP技能士の資格取得講師の傍ら、資格を生かした専門記事執筆は年間240本以上担当。
保険を売らない独立系FP・どこにも所属しないフリー宅建士として公平中立な立場で幅広く活動している。

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