宅建の合格率はどのくらい?何点を目指して学習をすればよいか目安を紹介

宅建

こんにちは、宅建講師の大野翠です。

宅地建物取引士試験(宅建試験)の合格を目指して学習を進めている人にとって、合格率や合格点数は意識したいポイントです。

実は、宅建試験は「〇点以上合格」という明確な合格点数が設けられていません。

そのため、どの程度の理解度を目標とすればよいのか悩ましいところです。

今回は、宅建試験の合格率についてや、合格のために目標としたい点数について解説していきます。

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宅建試験の合格率は15%前後で推移

宅建試験の合格率は、おおむね15%前後です。13%ほどの合格率の年もあれば、17%を越える年(回)もあり毎年変動しています。

宅建試験は、相対評価という仕組みで合格を決めています。相対評価とは、受験者数全体から上位何パーセントまでを合格、とする仕組みです。

さらに毎年出題される本試験問題の難易度や出題傾向も変化することから、明確な合格ラインの予測が立てづらい試験です。

直近5年分の合格率・合格点数は以下の通りです。

  • 令和3年12月試験 15.6%・34点
  • 令和3年10月試験 17.9%・34点
  • 令和2年12月試験 13.1%・36点
  • 令和2年10月試験 17.6%・38点
  • 令和元年 17.0%・35点
  • 平成30年 15.6%・37点
  • 平成29年 15.6%・35点

直近5年分(7回実施)の中で、最も高い合格率で17.9%、最も低い合格率で13.1%と大きな差があることがわかります。

ちなみに、私が合格したのは令和元年で合格率17%、前年の平成30年および前々年の平成29年の合格率はいずれも15.6%でした。
合格率に2%近い差があることにとても驚いたことを覚えています。

このように、本試験の動向の予測が立てづらいのが宅建試験の特徴です。

なお、合格率や合格点数は、その年の正式な合格発表を待つほか知る方法はありません。

そのため、受験勉強をしている段階では、その年の合格率や合格点数は当然わかりません。

ではどう学習を進めればよいかというと、過去問の繰り返しで知識定着を徹底することは避けて通れないといえます。

スクール模試で8割、過去問は満点を目指そう

宅建合格を目指した学習を何月からスタートするかは、受験生ごとの都合によってさまざまでしょう

そこでひとつの目標として、少なくとも直前期と呼ばれる9月以降には「スクール模試で8割・過去問は満点」を目指してほしいところです。

より合格に近づくために高得点を目標とする理由とは?

繰り返しになりますが、宅建試験では「〇点以上で合格!」という明確な基準がありません。

どのような合格点数になったとしても確実に合格できるレベルを意識して学習を進めましょう。

試験本番では、緊張や焦りからこれまでの実力をすべて発揮できない人がほとんどです。

そのため、本試験でのペースダウンも想定した上で、目標点数は高めに設定しておくと安心です。

宅建試験では、インプットとして出題範囲全体の理解を深めているだけでなく、アウトプットとして「使える知識」になっているかどうかが重要です。

少なくとも直前期には、インプットした知識をもれなくアウトプットに使えるようになる必要があります。

そのためスクール模試で8割(40点以上)、過去問を1年分通して解いた場合で満点は目標にしたいところです。

スクール模試で8割とるための学習とは

スクール模試は、初見問題ばかりで難しく感じることもあるでしょう。
しかし、スクール模試も出題傾向の基本は過去問です。少し文章や言い回しを変えているだけで、出題の意図や論点は過去問と大きく変わらない問題がほとんどです。

模試を受験しても、最初の方はなかなか点数が伸びないかもしれません。
しかし、しっかり結果をとらえ、振り返りをし、自分が苦手なテーマをあぶりだすことで次への対策となります。

模試の結果から苦手なテーマがわかれば、そのテーマに関する過去問を繰り返し再度知識定着をはかりましょう。

これをひたすらに繰り返すことで、超直前期の9月末から10月上旬には模試で8割以上をとれるようになるでしょう。

過去問は満点目指して繰り返し学習を

過去問は、少なくとも直近5年分~10年分程度は網羅したいところです。

直前期では、1年分の過去問のうち統計問題をのぞいた49問すべて正解することを目標にしましょう

ごくまれに「過去問を繰り返したら答えを覚えそうだ」という趣旨の発言を見聞きしますが、ほぼ覚えることはないといえます。

安心して過去問を繰り返していただき、同一テーマで出題されやすい論点はどこなのかや、この言い回しには要注意!など、自分なりに情報を蓄積させてください。

過去問を繰り返すことで、自分が苦手とするテーマや、自分でも嫌になるくらい毎回間違える論点が見えてきます。

その場合は、参考書等の基本知識に戻り再度確認しましょう。
これもまた繰り返しの学習にはなりますが、必ず実力がつく勉強法です。

まとめ

宅建試験の合格率や合格点数は、毎年変動するため予測が立てづらいのが特徴です。

ひとつの目安として、直前期の模試では8割以上を目標にしましょう。
本番では緊張や焦りから全力を発揮できないことも想定し、過去の合格点数である7割~8割程度の得点より高めに目標を定めると安心です。

1年分の過去問を通して解く場合には、同じく直前期では満点を目指しましょう。

いずれも間違えた論点や、知識があやふやなテーマに関して、繰り返し学習しなおすことで知識定着につながります。

体調管理にも注意を払いながら、合格めざしてがんばりましょう。

大野翠

合同会社芙蓉宅建FPオフィス代表(宅地建物取引士/2級FP技能士)
宅建士・FP技能士の資格取得講師の傍ら、資格を生かした専門記事執筆は年間240本以上担当。
保険を売らない独立系FP・どこにも所属しないフリー宅建士として公平中立な立場で幅広く活動している。

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