宅建学習のペースメーカーとして模擬試験を活用しよう

宅建
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こんにちは、宅建講師の大野翠です。

宅建の学習を進めるうえで、資格スクールに通っている人はだいたいのスケジュールが決められているためペースをつかみやすいでしょう。

一方、独学で学習をしている人にとっては、いつまでに、どの程度の進捗状況で進めていけばよいかわかりづらいのではないでしょうか。

そこで、今回は主に独学で学習している人へ向けて、学習のペースメーカーとしての模擬試験の活用法について紹介します。

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全範囲の学習が終わったら模試にチャレンジ

独学で学んでいる人は、自分の学習の進捗状況をはかるためにも積極的に模擬試験を活用しましょう。

模試を受験する方法として大きく2つあります。

ひとつは、資格スクールが実施している模試を申し込む方法です。
もうひとつは、書店で購入できる模試で自主的に解いてみる方法です。

資格スクールが実施している模試

資格スクールが実施している模試は、学校によりますが1回あたり2千円程度から受験できます。基本的な知識を問う模試や、直前模試として特に今年狙われやすいエッセンスを詰め込んだ模試など特徴はさまざまです。

資格スクールでの模試を受験するメリットは、全国の受験者全体のなかで自分の実力がどの程度なのかを図ることができる点です。

あわせて、模試の結果として成績分析表がもらえるため、模試を受験した後の学習に活かせるというメリットもあります。

学習のメリハリをつけるためにも、スクール模試は受けてみると良いでしょう。

加えて、資格スクール実施の模試は、実際にスクールに出向いて受験するものと、自宅受験を選べます。

可能であれば、スクールに出向いて受験してみても良いでしょう。知らない人、知らない場所で受験する緊張感は、本番さながらです。

一方自宅受験では、たとえば自宅以外でも図書館やコワーキングスペースなど、普段とは違う環境で受験してみるのもおすすめです。
いつもの学習環境と違う場所で模試を解くことは、本番の予行練習にもなるためぜひ一度体感してみてはいかがでしょうか。

資格スクールが発売している市販模試

市販模試の中でも今回おすすめしたいのは、資格スクールが出版している模試です。

なぜなら、資格スクール独自のノウハウや、過去の出題傾向を熟知した内容を模試に反映させていて秀逸だからです。

また、資格スクールが販売している模試の特徴として、スクール在籍の講師陣が、無料動画で模試の解説を行っているという点です。

生の講義を体験する機会が少ない独学者にとって、動画解説は良い機会になるといえます。

このほか、普段独学で使っているテキストと同じシリーズの市販模試を活用することもおすすめです。

なぜなら、模試の解説欄に同じシリーズのテキストや問題集の参照すべきページが掲載されていて学習効率が良いからです。

点数に一喜一憂せず模試の結果を徹底分析

模試は、高得点を狙うためのツールではありません。模試の結果を通じて、自分の苦手分野や間違いやすいテーマを再確認するツールです。

そのため、点数の多寡にかかわらず、間違えた内容は優先的に学習しましょう。

しかし、模試の問題の中には見たこともないような難問奇問が含まれていることがあります。
その場合は、必ず模試の解答解説に掲載されている難易度の目安や、類似過去問などの情報を精査し、難易度が低いものや、そのテーマがめったに出題されないものである場合は一旦後回しにしましょう。

模試の後に重点的に学習すべき内容を見分けよう

模試の結果を基に復習する順番としては、毎年問われる頻出テーマが最優先です。

仮に頻出テーマではなく、受験者正答率も低いような問題を間違えても気にしなくて構いません。
それより、頻出テーマで正答率が8割超えるような確実に抑えたい問題を間違えた場合は、速やかに復習し知識定着をはかりましょう。

このように、模試の結果を自分なりにふるいにかけ、模試の後の学習計画に反映させることがポイントです。

正解しても自信がない問題は要チェック

全体的によくわからない問題に遭遇し、たまたま選んだ選択肢が正解だったとしても、そのテーマは理解不足ということです。

問題を解きながら、解答の根拠に乏しい問題には印をつけておきましょう。
そのテーマは知識が薄いとみなし、間違えた問題と同様に再確認を徹底しましょう。

まとめ

独学で学習を進めている人は、今の自分の実力がいかほどか、知識が薄いところはどこなのかを知るために、定期的に模試を活用することがおすすめです。

市販のスクール模試は夏前には書店に出そろいます。

資格スクールで実施する模試は、早いところでは6月あたりからスタートし、8月以降はほぼどのスクールでも受験できます。

もちろん、模試にチャレンジする前に、全範囲の学習を済ませておく必要があります。

ひととおり学習が終わったタイミングで、一度模試を解いてみませんか。
模試の結果を基に、そのあとの学習の優先順位が見えてきます。ぜひ学習のペースメーカーとして模試を活用してみてください。

大野翠

合同会社芙蓉宅建FPオフィス代表(宅地建物取引士/2級FP技能士)
宅建士・FP技能士の資格取得講師の傍ら、資格を生かした専門記事執筆は年間240本以上担当。
保険を売らない独立系FP・どこにも所属しないフリー宅建士として公平中立な立場で幅広く活動している。

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