【宅建】半年の独学で合格できるスケジュールの解説|1日の勉強時間はどのくらい?

宅建士資格と家と男性宅建
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例年約20万人が受験するほどの人気がある宅建士(宅地建物取引士)資格。使い道も多いため、半年の独学で合格できるのであればかなりコストパフォーマンスがよいでしょう。

では、宅建試験に半年の独学で合格したい場合、どのようなスケジュールで勉強を進めればよいのでしょうか。また、1日に必要な勉強時間はどのくらいでしょうか。

この記事では、これらの疑問についてお答えします。

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そもそも宅建試験は半年の独学で合格できるの?

宅建試験は半年、日数でいうと約180日の独学で合格できるかについてですが、結論からいうと可能です。

なぜなら、実際に初心者を含む宅建試験合格者の多くが、半年程度の勉強期間で合格しているためです。

また、筆者自身も半年間の勉強期間で、2015年度の宅建試験に独学で合格しています。

宅建試験に半年で合格するためのスケジュールについて

宅建に半年で合格するためには、しっかりとスケジュールを練る必要があります。

以下の見出しでは、スケジュール作成に役立つよう、勉強開始時期や時期ごとの勉強内容について解説します。

勉強を始めるのはいつから?

勉強開始時期についてですが、宅建試験に半年で合格したい場合は、遅くとも受験する年の4月から始めましょう。なぜなら、宅建試験は例年10月前半に行われるためです。

ちなみに2023年度(令和5年度)の宅建試験は、10月15日(日)に実施予定です。

参照:2023年(令和5年)宅建試験日&申し込みから合格発表までの日程・試験概要を解説|アガルートアカデミー

時期ごとの勉強内容

宅建試験に半年で合格できるよう、時期ごとの勉強内容を表にまとめました。筆者も、だいたいこのようなスケジュールで勉強を進めていました。

時期勉強内容
4月~5月・基礎知識のインプット
・簡単なアウトプット(一問一答)
6~7月・本格的な問題演習(四肢択一式)
・問題演習で見つかった弱点をインプットで補強
8月過去問演習模試受験
9月市販模試
10月最終調整

それぞれの時期でやることについて、より掘り下げて解説します。

4月~5月にやること

4月~5月はインプットをメインに行います。

インプットする分野の順番は、以下のとおりがおすすめです。

  1. 権利関係
  2. 宅建業法
  3. 法令上の制限
  4. 税・その他

権利関係は配点が高いうえ、他の科目よりも難易度が高めです。よって、最初に勉強を始めるべきです。

宅建業法は暗記メインであるため難易度が低いですが、配点はもっとも高いです。最低でも8割取れるようにしたいため、勉強は早めに始めましょう。

法令上の制限は、上記2科目よりも配点が低めです。難易度は権利関係と宅建業法の中間というイメージです。

税・その他は配点が低い上に、出題範囲が広くややこしいです。コストパフォーマンスが悪いため、優先順位は低めにしましょう。

各分野でインプットをしたら、都度一問一答で簡単にアウトプットするのがおすすめです。そうすることで、知識がより定着しやすくなります。

6~7月にやること

6~7月は、四肢択一式の問題週で本格的な演習に入ります。この段階で苦手な部分がわかるため、インプットに戻って勉強し直しましょう。

8月は、過去問を最低10年分解きましょう。宅建の出題パターンは例年似通っているため、量をこなすことでパターンを体へ染み込ませられるようになります。

また、この時期には模試が実施されるため、実践経験として1回は必ず受けておきましょう。

9月にやること

9月は、市販模試を可能な限りたくさん解きましょう。解けば解くほど、本試験で似たような問題が出題される可能性は上がります。

10月にやること

10月は、今までの総復習を含めた最終調整をします。より苦手な分野から優先して着手しましょう。

また、宅建試験本番に万全の状態で臨めるよう、しっかりと体調管理しておくのも重要です。

宅建試験に半年で合格するのに必要な1日の勉強時間の目安

宅建試験に半年で合格するのに必要な1日の勉強時間の目安は、平日1時間、休日3時間(平日120日・休日60日と仮定)程度です。この時間であれば、社会人でも無理なく確保できるでしょう。

上記の時間の根拠は、宅建試験合格に必要な勉強時間は、約300時間程度であることです。実際に筆者も、約300時間の勉強で合格しました。

各科目の勉強時間配分は、以下を目安としましょう。

  • 権利関係(民法等):90時間程度
  • 宅建業法:90時間程度
  • 法令上の制限:80時間程度
  • 税その他:20時間
  • 免除科目:20時間

宅建試験に独学で受かった人に人気のテキストは?

宅建試験に独学で受かった人が使っていたテキストのなかでも、とくに人気が高い2シリーズを紹介します。

1.みんなが欲しかった!宅建士の教科書

1つめは「みんなが欲しかった!宅建士の教科書」です。このシリーズでは、宅建試験合格に必要な知識をほぼすべて網羅できます。

実際にこのシリーズは、宅建受験生のなかで一番人気を誇っています。もしテキスト選びに悩んだ場合は、こちらを選んでおけば間違いないでしょう。

参照:みんなが欲しかった!宅建士の教科書|Amazon.co.jp

2.らくらく宅建塾

2つめは「らくらく宅建塾」です。このシリーズは、宅建試験で必要な知識について、初心者でもわかりやすいよう噛み砕いて説明されています。また、暗記に役立つ語呂合わせも多く紹介されています。

ただし、あまりレベルの高い内容までは取り扱っていません。不安な場合は「パーフェクト宅建士」シリーズも追加するとよいでしょう。

筆者は不安があったため、らくらく宅建塾をメインに勉強していたものの、一応パーフェクト宅建士でよりレベルの高い部分まで補強しました。しかし過去問では8~9割、本番も41点取れていたため、もしかしたららくらく宅建塾のみで充分だったかもしれません。

参照:らくらく宅建塾|Amazon.co.jp

参照:パーフェクト宅建士|Amazon.co.jp

まとめ

宅建試験は、半年間真面目に勉強すれば十分合格できる可能性が高いです。ただし勉強のスケジュールを誤ってしまうと合格は厳しいため、この記事で紹介した内容を参考にしてみてください。

鈴木 翔馬

フリーランスWebライター。
学習塾勤務時代のブログ運営経験を活かし、Webライターとして独立。
検索上位獲得キーワード数は、検索1位100個以上、検索10位以内約750個。
現在は金融・不動産ジャンル記事をメインに担当。
Twitterでは「過去の自分が知りたかったWebライターお役立ち情報を伝える」をコンセプトに情報発信。

保有資格:宅地建物取引士・2級ファイナンシャル・プランニング技能士

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