宅建学習、過去問を回すと合格?過去問との正しい向き合い方とは

宅建

こんにちは、宅建講師の大野翠です。

宅建の学習では、過去問から離れないことが基本とされています。
いわゆる「過去問をまわす」というような表現で例えられることもあります。

今回は、ただ単に「過去問をまわす」のではなく、効果的な過去問との付き合い方について解説します。

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なぜ宅建学習では過去問を重視するの?

宅建試験の学習方法として、過去問から離れないことは合格へ欠かせないポイントです。
過去問とは、過去の本試験問題のことです。

あくまでも過去の出題にすぎず、今後まったく同じ問題が出ることはないでしょう。

ではなぜ過去問ベースの学習をする必要があるのか、2つのポイントから考察してみましょう。

言い回しや出題傾向が類似するため

過去の本試験問題で繰り返し出題されてきた問題は、これからも類似の内容が出題されることが推察されます。

なぜなら、これまでもそうだったからです。

残念ながら本試験の作問者ではないので断定的なことは言えません。

しかし、これまでの出題傾向から分析すると、一言一句同じ問題ではないものの過去問と若干言い回しを変える程度の類似問題が本試験でも多く出題されてきました。

そのため、過去問をとにかく繰り返して解くことで、独特の言い回しや表現について慣れることができます。

過去問での頻出ポイントは重要論点であるため

年度別過去問題集や一問一答など、過去問をベースとした学習教材を繰り返していると「あれ?またこのテーマか」と気づくことがあるでしょう。

過去問で繰り返し出題されている論点は、それだけ出題頻度が高く重要なポイントだと考えて良いです。

そして、繰り返し見かける問題こそ徹底的に攻略しましょう。

例えば、宅建業法の内「35条書面と37条書面の比較問題」や「営業保証金と保証協会の比較問題」などは、学習を進めていくと嫌というほど目にします。
嫌というほど目にするということは、過去にも出題されていてこれからも欠かせないポイントだと考えられます。

これらのことから、学習範囲のうちどのテーマが頻出で、どのテーマは時々しか出題されていないのかを知ることができます。

もし頻出テーマが苦手な場合は、早急に攻略すべきです。
一方数年前に1度だけ出題されているテーマに関しては、頻出テーマよりは学習の優先順位を下げても良いでしょう。

このように、過去問を繰り返すことで、まず取り組むべきテーマの優先順位がわかるようになります。

効果的に宅建過去問と向き合うには

ここからは、より効果的に過去問と向き合うための方法について紹介します。

過去問は何度やっても丸暗記は不可能

よくある質問で「過去問ばかりやっていると、答えを覚えてしまいそう」という内容があります。

私はいつも「是非覚えるくらい過去問をやり込んでください」と答えます。

過去問を繰り返すといっても、「平成28年の問37は2が答えである」などと数字を暗記する目的ではありません。
そのようなことをしても、全く意味がないのはおわかりかと思います。

宅建の学習時間をどれだけ確保できるかは人それぞれですが、私は少なくとも直近10年前後分を3回以上は繰り返してほしいと伝えています。

統計問題をのぞいた49問を10年分解いたとして、490問あります。ほとんどの問題が四肢択一ですから、10年分の490問×各設問4肢=1,960肢にものぼります。

このボリュームですから、なかなか答えを丸暗記することは難しいでしょう。

どうぞ安心して過去問を繰り返していただければと思います。

直前期までに過去問正答率9割超えを目指そう

過去問を中心とした学習は、宅建の勉強を始めたばかりの頃から直前期まで有効です。
同じ問題を解いても、スタート期と直前期では理解度が明らかに違うことを体感できるようになります。
また、正解肢を選ぶだけでなく、四肢すべてに理由を付けて解答できるようになればより効果が高いでしょう。

目安として、9月中旬から後半の直前期までには過去問正答率9割を超えると良いでしょう。

超直前期である10月には、過去問は間違いがないレベルまで持っていくと本試験での合格は近いと言えます。

もちろん過去問だけでなく、その年の改正ポイントは狙われやすいため並行して学習が必要です。

しかし、大まかな学習の軸として「過去問から離れない」という点は、全ての学習期間を通じて心がけてほしいポイントです。

まとめ

宅建学習では、過去問から離れないことが大切なポイントです。

単に「過去問を回す」だけでなく、頻出ポイントや学習の優先順位も意識しながら取り組みましょう。
よく出る問題は重要論点だと認識し、苦手としているのであれば早急に攻略しましょう。

また、過去問で難問に悩まされた場合、過去に類似の問題が出題されていないか調べてみましょう
もし過去に類似論点の出題がない場合は、学習の優先順位は後回しで構いません。

過去問を中心とした勉強は、学習のメリハリをつけるためにも役に立ちます。

限られた時間を有効に活用するためにも、過去問を中心として学習を進めていきましょう。

大野翠

合同会社芙蓉宅建FPオフィス代表(宅地建物取引士/2級FP技能士)
宅建士・FP技能士の資格取得講師の傍ら、資格を生かした専門記事執筆は年間240本以上担当。
保険を売らない独立系FP・どこにも所属しないフリー宅建士として公平中立な立場で幅広く活動している。

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