行政書士会に登録しないメリットとデメリットを解説【持っているだけ】

行政書士 登録しない 行政書士
受験生
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行政書士会に登録しないメリットとデメリットは何ですか?

なぜ行政書士会に登録しない合格者が多いのでしょうか?

行政書士試験に合格した後、各都道府県にある行政書士会に会員登録を行うことで、晴れて行政書士としての業務が行えるようになります。

しかし、行政書士試験の合格者の中には、あえて行政書士会に登録しない人も一定数いる訳です。

なぜ登録しないのかに関しては理由は人それぞれですが、一番大きな要因となっているのは、登録料金や年間費等の経費が高いことが挙げられます。

細かい料金に関しては、各都道府県によって異なりますが、費用や経費を全部合わせると約30万円前後と決して安くはありません。

この記事では行政書士会に登録しないメリットやデメリットに関して、初心者の方にも分かりやすく解説しています。

最後まで読んでいただくことで、行政書士会に登録すべきかどうか、あなた自身で判断できるようになるでしょう。

講師
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基本的に行政書士会に登録しないと、履歴書や名刺などで「行政書士」とは名乗れません。

行政書士 登録しない
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行政書士会に登録しない人によくある4つの理由

行政書士 登録しない

行政書士会に登録しない人によくある4つの理由は、次の通りです。

  • 行政書士には更新や登録期限が設けられていない
  • 実務経験がまだないため業務がこなせるか不安
  • すでに他の士業資格を保有している
  • 行政書士としての将来性に不安を感じる
講師
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行政書士試験を受ける目的は、人それぞれです。

その後、取得した資格をどう活かすかは、本人次第になります。

行政書士には更新や登録期限が設けられていない

行政書士会への登録に関しては、期限が設けられていません。

その上、行政書士としての資格には、更新などの煩わしい手続きも必要ないため、登録せずに資格を活かす人もいます。

実際に行政書士会に登録する際にかかる費用としては、次のとおりです。

項目料金(目安)
入会金100,000~250,000円
登録手数料20,000~30,000円
年会費60,000~80,000円
登録免許税30,000円
バッチ代3,000円
総額195,000〜393,000円
※各料金の詳細は、都道府県によって異なります。

実際の金額に関しては、所在地となる都道府県ごとに異なりますが、登録するとなると約30万円前後の金額が必要です。

金銭的な問題で登録しない人もかなり多いため、合格者は慎重に考えた上で行う必要があるでしょう。

実務経験がまだないため業務がこなせるか不安

行政書士は、あくまでも独立開業型の士業資格であるため、合格者の中には実務経験がないことに不安を感じて、あえて登録しない人も多いです。

すでに他の士業資格を保有しており、独立して活動している人であれば問題ないかも知れません。

しかし、全くの初心者が行政書士の試験に合格したからといって、最初から業務を請け負うのは非常にリスクが高いです。

多くの場合は一度、行政書士事務所や一般企業で働いて経験を積み、独立開業の準備をしっかりと行なった上で、判断するのが賢明でしょう。

すでに他の士業資格を保有している

行政書士試験を受ける人の中には、すでに他の士業資格を保有している人も多く、ダブルライセンス狙いで敢えて行政書士会に登録しない人もいます。

たとえばすでに司法書士の資格を保有している人だと、登録しなくても行政書士としての知識や能力を持っている、という証明にはなります。

登録すると何かと面倒な手続きや費用がかかるため、能力の証明だけならその必要はない、と判断する人も意外に多いのです。

行政書士としての将来性に不安を感じる

行政書士として食べていけるかどうか不安に感じてしまい、敢えて登録しない人もいます。

行政書士は独立開業型の資格ではあるものの、誰もが独立して食べていける保証はありません。

その上、行政書士業務は、将来的にテクノロジーの力によって代替えされてしまう、という話も最近はよくあがっています。

先細りする職業ではないかと不安になり、登録して独立開業するまでに踏み切れない人が、一定数いるのも確かです。

行政書士会に登録しないデメリット4つ

行政書士 登録しない

行政書士会に登録しないデメリットとしては、主に4つ挙げられます。

  • 行政書士と名乗ることができない
  • 登録しないと行政書士の業務が行えない
  • 法改正や実務に関する最新情報の入手が難い
  • 士業同士の横の繋がりが作れない
講師
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登録しない選択肢を取ると、行政書士と名乗ることは愚か、行政書士業務が一切行えません。

行政書士と名乗ることができない

行政書士試験に合格した者が行政書士会に登録しないと、名刺や履歴書などで「行政書士」と名乗ることができなくなります。

肩書として使えないのは大きなデメリットであり、仮に名刺や履歴書に記載する場合は「行政書士試験 合格者」と明記しなければいけません。

もしくは「行政書士(未登録)」という記載でもOKです。

間違っても「行政書士 有資格者」などという、グレーな記載内容はやめるようにしましょう。

行政書士法にも明記されていますので、くれぐれも注意してください。

行政書士でない者は、行政書士又はこれと紛らわしい名称を用いてはならない。

出典:行政書士法 第19条の2

登録しないと行政書士の業務が行えない

行政書士会に登録しないと、行政書士業務の全てが行えません。

独占業務を行うことができないということは、行政書士の資格を持っている意味がないのと同じだともいえます。

万が一、登録していない状態で行政書士業務を行なってしまった場合、違法行為となります。

法改正や実務に関する最新情報の入手が難い

行政書士会に登録しておくと、定期的に法改正や実務に関する情報が受け取れます。

しかし、登録していないと最新情報を知ることができないため、トレンドが掴めず古い知識だけを持っている行政書士に成り下りかねません。

特に業務に関連性が深い法改正などの情報は、必ず押さえておかなければいけない情報ですので、行政書士として活動するのであれば、登録は必須です。

士業同士の横の繋がりが作れない

行政書士会に登録するとメンバーだけでの懇親会や、親睦会などが定期的に行われます。

各都道府県によっても状況は異なりますが、士業間での横の繋がりは非常に大切です。

行政書士会でも会員メンバー間で、情報を共有したり場合によっては仕事を振ったり、受けたりといったこともあります。

横の繋がりは一つのセーフティーネットにもなりますので、行政書士として活動していくのであれば、登録しておいて損はないでしょう。

行政書士会に登録しないメリット3つ

行政書士 登録しない

行政書士会に登録しないメリットとしては、主に3つ挙げられます。

  • 高い登録料や年間費を支払わなくて済む
  • 会員登録に関する手間がかからない
  • 独立開業するかどうかじっくりと考えられる
講師
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登録しない最大のメリットは、高い登録料や年会費等を支払わなくて済むことです。

高い登録料や年間費を支払わなくて済む

行政書士会に登録する際には、登録料や年間費などを含めて、合計で約30万円前後のお金が必要になります。

登録は強制ではないため、行政書士会に登録しなければ費用はかかりません。

高い費用を支払ってまで行政書士会に登録するメリットがある、と考える方は登録すべきですが、そうでない方は無理に登録する必要はありません。

会員登録に関する手間がかからない

行政書士会に登録するには、特定の提出書類や事務所などの準備が必要になります。

申請から実際に登録完了するまでに約1ヶ月〜2ヶ月程度かかるため、手続き自体が面倒に感じる方は、登録しないという選択肢もありです。

特に事務所の確保などに関しては、別途家賃がかかったりもしますので、慎重に考えた上で登録を行う必要があるでしょう。

独立開業するかどうかじっくりと考えられる

行政書士試験に合格したからといって、必ず行政書士会に登録しなければいけない訳ではありません。

登録に関しては期限なども定められていないため、あなたの好きなタイミングでいつでも登録申請が可能です。

そのため、人によってはすぐに登録しないでじっくりと独立開業の準備を整えた上で、登録して個人でビジネスを行う人もいます。

焦って登録して独立する必要はありませんので、将来的に独立開業を考えている方は、先にしっかりと準備を行いましょう。

行政書士会に登録するまでの流れ【簡単3ステップ】

日本行政書士連合会
出典:日本行政書士会連合会

行政書士会に登録するまでの流れとしては、次のとおりです。

  1. 行政書士会へ登録申請書の提出
  2. 行政書士事務所の現地調査
  3. 日本政書士会で審査
講師
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登録に必要な書類は、申請を行う年度によって異なる場合もありますので、必ず日本行政書士会連合会の公式サイトで確認してください。

行政書士会へ登録申請書の提出

行政書士会に登録を行う際には、事務所を設置予定の都道府県にある「都道府県行政書士会」で「行政書士登録申請書」を受け取る必要があります。

申請書を提出する際に、入会金や年会費などの必要なお金を支払います。

行政書士登録申請書に関しては、日本行政書士会連合会の公式サイトからも、ダウンロードが可能です。

行政書士事務所の現地調査

都道府県行政書士会によっては、事務所の所在地確認のため、現地調査が行われる場合もあります。

現地調査に関しては必ずしも実施される訳ではないため、気になる方は窓口に問い合わせて直接聞いてみてください。

仮に実施される場合は、訪問されても問題がないようにしっかりと要件を満たすなどして、準備しておきましょう。

日本行政書士会で審査・登録

都道府県行政書士会に提出した書類や現地調査等で問題がなければ、そのまま日本行政書士会へ提出され、再度審査されます。

日本行政書士会での審査で問題が何もなければ、晴れて行政書士名簿に登録が行われます。

その後は、各都道府県で行われる登録証交付式で行政書士登録証を受け取り、晴れて行政書士会の仲間入りができる訳です。

まとめ

行政書士会に登録しないメリットとデメリットに関して、わかりやすく解説しました。

登録しないメリット登録しないデメリット
・高い登録料や年間費を支払わなくて済む
・会員登録に関する手間がかからない
・独立開業するかどうかじっくりと考えられる
・行政書士と名乗ることができない
・登録しないと行政書士の業務が行えない
・法改正や実務に関する最新情報の入手が難い
・士業同士の横の繋がりが作れない

行政書士の資格には、更新する必要がない上に登録期限なども、別段設けられていません。

そのため、行政書士試験に合格したからといって、慌てて登録する必要はなく、じっくりと考えた上で判断するのが賢明です。

講師
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登録しようかと迷っている方は、一度すでに独立している行政書士に直接、相談してみるのもおすすめです。

セブ島在住のキャリアアドバイザー|フリーランス・Webライター歴7年|保有資格:FP2級・簿記3級 など|得意分野:資産運用,税金,副業 など|個人でも積み立てNISAや米国ETF、仮想通貨などで資産運用中|暮らしに役立つ情報を、分かりやすくお伝えします。

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