受験申込完了!今から始める宅建試験合格への学習方法

宅建
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こんにちは、宅建講師の大野翠です。7月は宅建受験申し込み月でしたが、受験予定者の皆様は忘れずに申し込みを済ませましたか。

宅建試験は国家試験であり、年に一度のみ受験ができます。新型コロナウイルス感染予防対策として、都道府県によっては10月および12月にわけて2回開催されることもありますが、いずれにしてもチャンスは年に一度のみです。

今回は、7月の受験申し込み後に宅建合格へ向けて本格的に学習を始める人向けに、合格対策のアドバイスをしていきます。ぜひ参考になさってください。

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本番までの時間をカウントしよう

例年、宅建本試験の日程は10月の第3日曜日です。2022年度(令和4年度)は10月16日(日)となっています。

つまり、7月の受験申し込みを終えてから本番までは、おおむね3ヶ月ほどあります。

ここでもっとも言いたいことは、決してあきらめないでくださいということです。約3ヶ月間、効率よく学習を進めれば合格を確実にすることは十分に可能です。

あと何日ある?実際に学習できる時間を計算してみよう

宅建合格に必要な総学習時間の目安は、300時間と言われています。

もちろん300時間の使い方にもよるため、必ずしも300時間に到達したからといって合格できるということではありません。300時間に満たない場合でも、学習内容が充実していればよいです。逆に、300時間の倍である600時間も勉強したとしても、内容が適切ではない場合は力及ばずということもありえます。

そこで、まずは自分が実際に宅建学習に充てられる時間をカウントしてみましょう。

たとえば、平日2時間、週末の休みには各5時間だとすると、1週間の学習時間は20時間ということになります。7月最後に宅建受験の申し込みをし、8月から学習を始めるとします。10月第3日曜までに約10週ほどあるため、週20時間ペースで学習を進めると本番までに約200時間ということになります。

これでは少し不安だ、という場合は休みの日にあと1時間ずつ学習時間を増やすことや、平日の学習時間を少しでも上乗せしていくことでカバーできます。

このように、まずは「あと何日」「あと何時間」という目的意識を持ち、時間を大切に学習を進めていくようにしましょう。実際の学習内容については、この後解説します。

初学者と再受験で異なる対策が必要

本試験日を2~3か月後に控える中で、合格のためにこれからどう対策していけばよいかを学習スタイル別に紹介します。

初学者のポイントはなるべく早く全範囲のインプットを終えよう

今回初めて宅建試験を受験する人は、宅建試験がどういうものであるかを最初に理解しておきましょう。

宅建試験は、毎年合格点数が違う試験であるため「〇点を目指せばよい」という明確な基準がありません。受験する年の受験者数と実際の点数などを基に、おおむね上位15%程度を合格とします。そのため、合格点数が31点の年もあれば38点の年もあり、学習目標が立てづらいイメージです。

しかし、合格のためにやるべき対策は、合格点数の変動があっても毎年変わりません。

基本項目をしっかり抑え、頻出テーマでは必ず得点することです。
この基本項目や頻出テーマをいち早く確実にするために、初学者の人はなるべく早く全範囲のインプットを終えましょう。まずはメイン教材とする参考書やテキストを一周し、次に過去問集(厳選過去問集や一問一答など)と共にアウトプットも平行しましょう。

模試など新作問題を解くのは10月以降の直前期で構いません。遅くとも9月末までには過去問を中心とし、わからないところはテキストを参照しながら、本番の出題傾向に慣れておきましょう。

再受験のポイントはアウトプット重視

再受験の人で、7月の受験申し込み以降に本格的に学習を始める場合はアウトプットを重視しましょう

前回受験時に、ひととおり全範囲の学習は済ませているはずです。そのため、今回の学習ではまずアウトプットをしながら、各テーマごとの理解度について再考しましょう。

そのうえで、すっかり知識が抜けているテーマや、前回に引き続き苦手とするテーマについては最優先で学習しましょう。

再受験の人は宅建試験がどういうものであるかや、頻出テーマについてはなんとなく把握できているかと思います。

学習の優先順位としては、満点を目指したい宅建業法は早い段階で確実にしましょう。
権利関係は相続や借地借家法、区分所有法、不動産登記法など毎年必ず出題されるテーマから優先に学習しましょう。
法令上の制限や税その他についても同様で、やはり過去問を中心として出題傾向を理解し、自分なりに優先順位をつけて効率よく学習を進めましょう。

あわせて、改正ポイントについては確実に理解しておきましょう。ご存じの通り、改正ポイントは本試験でよく出題される傾向にあります。前年度の受験に引き続きで今年再受験する場合でも、細かい改正ポイントがあれば必ず知識を定着させましょう。

まとめ

宅建受験の申し込みをしたことで、やる気スイッチがオンになった人も少なくないでしょう。

これまでなんとなく学習をしてきた人も、ここからいよいよ本番までラストスパートです。今年は必ず合格するぞ!と強い意思をもって、健康には十分留意しながら学習を進めましょう。

大野翠

合同会社芙蓉宅建FPオフィス代表(宅地建物取引士/2級FP技能士)
宅建士・FP技能士の資格取得講師の傍ら、資格を生かした専門記事執筆は年間240本以上担当。
保険を売らない独立系FP・どこにも所属しないフリー宅建士として公平中立な立場で幅広く活動している。

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