宅建試験を初めて受験する人向け学習のポイント

宅建

こんにちは、宅建講師の大野翠です。

今回は初めて宅建試験を受験する人向けに学習のポイントについて紹介します。

残念ながら学習ポイントには「これで絶対合格!」という確立された正解はありません。

まずは自分のペースを継続し、自分なりの学習スタイルを構築することが大事です。

本記事を参考に、まずは実践しながら微調整を重ね、より早い段階で自分なりの学習スタイルを構築できるお手伝いができればと思います。

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まずは民法からスタート

資格スクールに通学されている人や、市販のテキストで学習している人いずれにおいても、まずは民法からスタートする場合がほとんどです。

なぜならスクールのテキストや市販テキストの構成は、まず民法から始まるからです。

この構成には理由があり、市販テキストは宅建本試験の出題順に構成されているため、本試験1問目から10問目に該当する民法がテキスト冒頭に掲載されています。
そのため、宅建テキストを購入し1ページ目から学習しようとするとまずは民法からスタートです。

また、民法は決して暗記で太刀打ちできる内容ではなく、頭で理解して問題を解くという作業が必要です。

そのため初めて学習をスタートする人で、法律の勉強がはじめての人は特に苦手に感じやすいかもしれません。

しかし、時間をかけてしっかり理解すれば必ず理解が及びます。焦らずひとつずつ知識を定着させていきましょう。

民法は、この後学習する宅建業法などその他科目の考え方のベースになる内容です。

例えば民法の共有は、区分所有法にかかる内容です。同じく民法の賃貸借は借地借家法のベースとなる考え方です。

また、宅建業法における契約不適合責任に関する内容も、民法上の理解があるとさらに知識の整理ができます。

このように、宅建学習を始めるうえでは、早めに民法からスタートすることがおすすめです。この後に続く宅建学習の全体の基礎となる内容が多く含まれているからです。

理解して使える知識を目指す

前述した民法以外の科目でも、暗記で対応できるというわけではありません。

まずは全体的に用語や論点の理解が重要です。

次のステップとして「理解した知識を問題で使えるようになる」というアウトプットが求められます。

近年の宅建試験は受験者数が増加傾向にあります。
さらに、コロナ禍における感染予防対策の一環として、主に首都圏を中心に10月試験と12月試験の2回にわけて本試験が実施されています。

このことから出題傾向の分析もしづらくなっているため、全体的に網羅するイメージで全範囲を学習しておくのが王道といえます。

インプットとアウトプットの繰り返しで知識定着を目指しますが、そのためのおすすめの方法は科目別に細分化していく学習方法です。

たとえば宅建業法の37条書面についてテキストなどで「インプット」が済んだら、その後すぐに同テーマの「アウトプット」をしましょう。

具体的なアウトプットとして、過去問集や一問一答の活用があります。

アウトプットは基本的に過去問を中心とし、全体的な知識定着が終わるまでは新作問題(模試など)に着手するのは避けた方が良いでしょう。

8月末を目標に全範囲終わらせる

まず民法から始めることと、インプットとアウトプットの繰り返しで知識定着をはかりながら、8月末を目標として全範囲の学習を終わらせることが理想です。

10月に本試験を迎えるとした場合には、少なくとも1か月前である9月はアウトプット重視で、主にスクール模試なども活用しながら自分の弱点強化の時期に充てましょう。

あくまでも大まかなイメージにはなりますが、ただ本試験までに「残り〇日」と意識をするよりは「〇月までにどこまで終わらせる」と具体的なイメージを持ちながら学習を進めましょう。

その最終的なゴールをいったん8月末に定め、9月は存分にアウトプットで弱点強化を進めましょう。

このように、宅建学習では「いつまでになにをやるか」という学習計画は非常に大切です。

特に直前期になると、試験前の緊張や焦りから何をやってよいか不安になるものです。

これは学習が進んでいる人でも陥る現象です。学習計画を立てて「今やるべきことがなんなのか」を意識しておけば、少しでもその不安を落ち着かせることもできます。

まとめ

初めて宅建試験を受験する人にとって、なにをどうして良いのか不安なものです。

別の記事では「学習計画の立て方」なども紹介していますので、ぜひそちらも参考に安心して学習を進めてもらえたらと思います。

資格スクールに通学している人では、ほとんどの場合いきなり民法から授業がスタートするため、民法が苦手で理解が進まないと感じる人もいるかもしれません。

しかし、民法は宅建学習のベースとなる知識が含まれているため、今ここで理解しておくと後の学習で自信につながります。

全体的な学習ペースのつかみ方として、8月末までに全範囲の学習を終わらせることをおすすめします。

9月からはアウトプット中心の学習に移行し、これまでインプットしてきた知識を「使える知識」にしていきましょう。

残念ながら、宅建学習は暗記だけでは合格できません。用語や論点の理解(インプット)ののちにアウトプットを経て使える知識に変えていきましょう。

大野翠

合同会社芙蓉宅建FPオフィス代表(宅地建物取引士/2級FP技能士)
宅建士・FP技能士の資格取得講師の傍ら、資格を生かした専門記事執筆は年間240本以上担当。
保険を売らない独立系FP・どこにも所属しないフリー宅建士として公平中立な立場で幅広く活動している。

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