3級ファイナンシャル・プランニング技能士試験(以下FP3級)は、さまざまな立場の人が受験する試験です。
その中には、会社勤めをしていたり、家事や育児に奮闘していたりなど、なかなか机に向かって勉強する時間が取れない人もいるでしょう。
そこでお勧めしたいのが、アプリを使って勉強する方法です。
今回の記事では、FP3級試験対策ができるアプリを4つ紹介します。
1.FP3級学科試験(過去問踏襲)
名称 | FP3級学科試験(過去問踏襲) |
ダウンロード | App Store Google Play |
料金 | 無料 |
おすすめする人の特徴 | ・過去問演習をひたすらやりたい ・暗記にも使えると嬉しい |
FP3級学科試験(過去問踏襲)という名称からもわかるように、過去問の演習を本格的に行えるアプリです。
全問にていねいな解説がついているため、復習もしやすくなっています。
暗記モードでは、重要な論点が身についているかを穴埋め問題形式で試すことが可能です。
なお、テキスト機能はついていないため、他に用意する必要があります。
他にテキストや問題集を用意し、過去問演習のためだけに使うと割り切れば、十分に活用できるでしょう。
2.3級FP過去問解説集
名称 | 3級FP過去問解説集 |
ダウンロード | App Store Google Play |
料金 | 無料 |
おすすめする人の特徴 | ・見やすい画面のものがよい ・関連する論点を復習したい |
3級FP過去問解説集は、過去5回分のFP3級本試験問題の演習に特化したアプリです。
一般的に、FP3級には過去5回分の本試験問題を解けば十分合格できるといわれています。
そのような点を鑑みても、相応のボリュームの問題演習ができるアプリと言って構いません。
過去問を一問一答形式で解いていくスタイルのため、まったく初めて勉強する場合でも、力試しとして取り組みやすいでしょう。
なお、収録されている問題にはそれぞれ「どの分野からの出題か」がわかる表題がついています。
他のテキストと併用する場合も、復習すべき論点が見つかりやすいのも魅力です。
3.スマ学FP3級
名称 | スマ学FP3級 |
ダウンロード | App Store Google Play |
料金 | 無料 |
おすすめする人の特徴 | ・復習するペースをつかみたい ・テキストとしての機能があるアプリを使いたい |
スマ学FP3級は、教科書と問題集が1つになったアプリです。
大手資格試験予備校・TACの人気講師である滝澤ななみ講師が手掛けています。
問題演習はもちろん、教科書の内容も収録されているため、これ1つでインプットとアプトプットの両方が可能です。
また、自動復習サポート機能がついているのも、このアプリの大きな特徴といえます。
復習が必要な問題や全体的に正解率の低い問題のデータをもとに、AIが適切なタイミングで出題してくれるので、効率的に学習を進められるでしょう。
一点注意したいのは、スマ学FP3級は有料アプリであることです。
全パートを利用したい場合、90日間で1,600円かかります。
180日だと2,600円です。
書籍のテキスト・問題集とあまり変わらない金額ですが、充実した機能を活用できるかを考えて決めましょう。
4.FP3級ドットコム
名称 | FP3級ドットコム |
公式Webサイト | FP3級ドットコム |
料金 | 無料 |
おすすめする人の特徴 | ・できるだけ多く過去問を解いて試験に臨みたい |
厳密にはアプリではありませんが、役に立つページとして紹介しておきたいのが「FP3級ドットコム」です。
学科試験は2008年実施分から、実技試験は2015年実施分から一問一答形式で演習できます。
もちろん、法改正で古くなった問題は出題しない設定にできるので安心です。
また、問題をランダムに出題することもできるため「何となく選択肢を覚えていたから解けた」という事態も避けられます。
完全無料で使えるので、お財布にやさしいのも魅力です。
アプリで学ぶメリット・デメリット
ここで、アプリで学ぶメリット・デメリットについて考えてみましょう。
アプリで学ぶメリット
大きなメリットとして指摘できるのは、いつでもどこでも勉強できることです。
スマートフォンさえあればよいので、電車の中でも勉強できます。
「机に向かわなくてもいい」と思うだけでも、勉強を続けやすくなるはずです。
また、気軽に取り組めるため、過去問演習も繰り返しできるでしょう。
FP3級の試験では、過去に出題された問題がそのまま、もしくは少し文章などを変更して再度出されるのは珍しくありません。
過去問を繰り返せば繰り返すほど、本試験で解ける問題も多くなると考えられます。
アプリで学ぶデメリット
一部の有料アプリを除き、基本的には過去問演習に特化したものがほとんどです。
そのため、テキストは別に用意しなくてはいけません。
また、無料アプリの場合、無料で使える機能が限られていたり、過去問が1年分しか利用できなかったりなど、制約もあります。
まずは無料部分だけを試して、納得がいったなら課金してみましょう。
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