ファイナンシャルプランナー2級試験の学科試験はどんな問題が出るの?

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 以前ファイナンシャルプランナー試験の取得難易度についてお伝えしてきましたが、実際にどんな問題が出題されるのでしょうか。

今回は試験問題の種類についてお伝えします。

 ファイナンシャルプランナー2級試験は、大きく分けて2種類の問題で構成されています。1つは「学科試験」、そしてもう1つは「実技試験」となっております。大きな違いとしては、「学科試験」が基本問題であるのに対して、「実技試験」が応用問題であるということが挙げられます。

「学科試験」は、テキストの内容を正しく覚えているかを問われますが、「実技試験」では暗記だけではなく、具体的な事例を用いた問題や計算問題が多く出題されます。

 それでは、まずは学科試験から見ていきましょう。

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学科試験の概要

 学科試験ではどんな問題が出るのでしょうか?

 先ほども述べたように学科試験では、テキストの内容を覚えているかが問われます。ファイナンシャルプランナー2級では主に6つの分野に沿った出題がされます。

  1. ライフプランニングと資金計画
  2. リスク管理
  3. 金融資産運用
  4. タックスプランニング
  5. 不動産
  6. 相続・事業継承

 FP協会・金財共通で、上記の各分野から10題ずつ、マークシート形式の四択問題が60問出題されます。合格点は60点満点中36点以上(得点率60%以上)です。

それぞれの分野ではどんなことが問われる内容を解説していきます。

『ライフプランニングと資金計画』

この分野では、主に社会保険について問われます。国が運営している医療保険、雇用保険、年金保険などが出題の中心となります。他にも、確定拠出年金や住宅ローンなども出題されます。

『リスク管理』

主に生命保険と損害保険について問われます。生命保険会社の生命保険や医療保険、損害保険会社の火災保険や自動車保険などが出題の中心となります。また、保険料を払ったときや保険金を受け取ったときの税金も問われます。

保険ごとにそれぞれ分けて勉強できるので、学習しやすい分野と言われています。

『金融資産運用』

主に金融商品について問われます。預金、債券、株式、投資信託、外貨建て商品などが出題の中心となります。計算問題が多いのも特徴なので、しっかりと計算ができるようになっておきましょう。

『タックスプランニング』

主に所得税について問われます。所得税の仕組み、各種所得の金額、損益通算、総所得金額の計算、所得控除、税額控除などが出題の中心となります。

所得税を勉強しておくと、他の分野の税金の部分が強くなるので、必ず押さえたい分野となります。

『不動産』

主に不動産の法律と不動産の税金について問われます。都市計画法、建築基準法、区分所有法、借地借家法などの法律や、不動産の取得、保有、譲渡に係る税金などが出題の中心となります。

出題パターンが決まっているので、一番点数が取りやすいと言われています。

『相続・事業継承』

主に相続税について問われます。死亡した時の相続分や遺言、死亡した人が持っていた土地や株式等の財産評価、相続税額の軽減などが出題の中心となります。特に、土地や株式等の財産評価は、出題数が多いため、しっかり勉強する必要があります。

 以上6つの分野を見てきましたが、この広い分野をマスターするので「お金のスペシャリスト」と言われる理由が分かったのではないでしょうか。

ただ、前回の「ファイナンシャルプランナー2級取得難易度は?取得までの勉強時間は?!一発で受かるの?!」で説明した通り、学科試験の合格率は40〜50%と比較的高いのでしっかり勉強すれば、恐れるに足りません!

まとめ

今回はファイナンシャルプランナー2級試験の学科の問題学科についてお伝えしました。

出題範囲が広く大変な印象を受けたかもしれませんが、難易度は低いので時間をかけてしっかり勉強すれば誰でも合格できます。

今回は学科の各分野についてのがいようをご紹介いたしましたが、各分野の詳しい内容や勉強法についても今後解説していきます。

次回は実技について解説いたします。

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