教員採用試験を受けるか迷っている人は多くいると思います。
倍率が低い時に受験できればチャンスですよね。
とはいえ、
- 本当に倍率は下がっているのだろうか
- 合格する方法があれば知りたい
と悩んでいる方もいるかもしれません。
そこでこの記事では教員採用試験に一発合格した筆者が、倍率が下がっている理由や合格法について解説していきたいと思います。
この記事を読むことで、試験の様子について詳しく知ることができるようになるでしょう。
3分程度で簡単に読むことができますので、ぜひ見てみてください。

教員採用試験の倍率について
冒頭でも書いた通り、採用試験の倍率については低下しているのが現状だといえます。
基本的に、3倍を切ると質を保つのが難しいといわれていますが小学校では2.7倍とかなり少なくなっています。
自治体によっては1〜2倍の間になっているところもあるため、受かりやすくなっているといって良いでしょう。
教員を目指す人は、免許を取るために大学でたくさん勉強している人も多いと思います。
真面目に取り組み、しっかりと採用試験の対策ができている人であれば高確率で受かると考えられます。
また、実際に教育現場でもメンタル疾患や出産などの関係で仕事ができない方も多くいらっしゃいます。にもかかわらず、代わりに現場に入る先生が足りていない状況なのです。
今、教員を目指すメリットは大きいでしょう。
倍率が下がっている理由
では、なぜ教員採用試験の倍率は下がっているのでしょうか?
主に2つのことが原因だと言われています。
多忙なイメージ
1つ目は、教員に対する「多忙なイメージ」です。
私も実際教員として働いていましたが、多くの教員がとても忙しい思いをしていて時間外労働も当たり前のように行われていました。
本来であれば、教員の仕事は勉強を教えたり生徒への生活指導をしたりすることだといえます。
しかし、放課後のパトロールや地域との交流・保護者対応などさまざまな仕事が降りかかってくるのでとても忙しくなってしまうのです。
とはいえ、多くの先生方が仕事を続けているのは「教育」に対して強いやりがいを感じるからです。
自分の指導によってお子さんが成長すると、なんとも言えないような嬉しい気持ちになります。卒業生を送り出した担任などは、「ほかの仕事では味わえない良さがある」というようにも言っています。
多忙によって倍率は下がっていますが、人によっては大きなやりがいを感じることができる仕事でしょう。
退職者の増加
もう1つの理由としては、ここ数年で定年退職が増えているというのがあります。
第2次ベビーブームのお子さんを教育するにあたって、大量の教員が採用された背景があります。
その教員たちがちょうど退職を迎えていることから、教員の数が大きく不足しているのです。
また、先ほども挙げたようにメンタル疾患や出産などを理由に現場を離れる先生も多くいます。
教員を目指すのであれば、まさに今が大きなチャンスであるといえるでしょう。
教員採用試験の合格法
では、実際に教員採用試験に合格するためにはどんな対策をしていく必要があるのでしょうか。
面接に力を入れる
最近の教員採用試験の傾向として、「人物重視」をしていることが多いと言われています。
教員による不祥事があることや生徒の人格形成に大きな影響を与えるからというのは大きいでしょう。
自治体によっては、面接を複数回実施するケースもありますので十分に対策をしていく必要があるといえます。
特に面接で大切なのは、「思考」を話すことだと言われています。
教員採用試験に落ちてしまう人の多くは、「サークルを楽しんだ・バイトに没頭した」といった「経験」だけを話してしまうことがあります。
しかし、これでは面接官を説得しにくいといえるでしょう。
合格する人は経験に加えて、「思考」を話します。
先ほどの例で言うと、「サークルを通してチームワークの大切さを学ぶことができた・バイトを通して働くことの大変さを実感した」といった様子です。
経験したことに加えて、自分の思いを付け加えられると良いといえます。
配点の低い教科にも力を入れる
私の実体験も含めてですが、合格者の特徴として配点の低い教科にも力を入れているという特徴があります。
教員採用試験では、「面談・集団協議・模擬授業」といった複数の試験が行われるケースがあります。その際、それぞれの配点が大きく異なっていることがあります。
受験者によっては配点の低いものをほとんど対策していない場合があるので、大きな差がつくことがあるのです。
たとえば、私の場合は「模擬授業」の配点が低かったです。これにより、教材の準備をしている人とそうでない人に大きく分かれました。
試験結果を見ても、教材準備をしていた人はきちんと合格できていました。
まとめ
採用試験の倍率は下がっているので、今が受験のチャンスといえます。
今回の記事を参考にしつつ、取り組んでみてくださいね。
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