ITパスポート、テクノロジ系(IT技術)の大分類「コンピュータシステム」を徹底解剖!例題にも挑戦!

ITパスポート

この記事では、ITパスポートのテクノロジ系の大分類の1つ「コンピュータシステム」について詳しく解説していきたいと思います。

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コンピュータシステムとは

「コンピュータシステム」の出題内容は、コンピュータ構成要素・システム構成要素・ソフトウェア・ハードウェアの4つに分類されます。

  1. コンピュータ構成要素は、コンピュータの構成、CPU、メモリ、ハードディスク、入出力デバイスについての知識が問われます。
  2. システム構成要素は、システムの構成、信頼性、システムの稼働率、システムの性能評価についての知識が問われます。
  3. ソフトウェアは、OS(オペレーションシステム)の機能、ファイル管理・ファイルのバックアップ、パソコンのソフトウェア、表計算ソフトの利用についてといった知識が問われます。
  4. ハードウェアはコンピュータの種類、入力装置(マウス、キーボードなど)、出力装置(ディスプレイ、プリンタなど)についての知識が問われます。

コンピュータシステムの勉強法は?

基礎理論と同じく、過去問の答えを覚えるだけでは対策不足になり、なぜその答えに繋がるのかを理解出来るようになりましょう。

テクノロジ系(IT技術)はITパスポート試験の中で一番問題数が多い分野です。しっかりと用語を覚えて試験対策を行いましょう!

コンピュータ構成要素

  • プロセッサ 
    CPUとの違いはMPUなども含む装置の総称。CPU、MPU(マイクロプロセッサ)など処理装置の総称のことをいう。
  • フラッシュメモリ
    ブロック単位で電気的に内容の消去が行えるメモリ。 USBメモリやSDカードなどの記録媒体に使用される。
  • NFC
    10cm程度の近距離での通信を行うものであり、ICカードやICタグのデータの読み書きに利用される。 たとえば、交通系のIC乗車券による改札は、NFCに準拠した無線通信方式を利用している。

システム構成要素

  • 集中処理システム
    汎用コンピュータに処理を集中させる考え方で構築されるシステム。
  • 分散処理システム
    水平方向あるいは垂直方向に処理を分散したシステム。
  • スケールアップ
    高性能・大容量の上位機種に設備を置換し、性能や容量を拡張することやその仕組みのことをいう。

ソフトウェア

  • リアルタイムOS
    リアルタイムシステムのためのOS。
  • サーバ仮想化
    1台のマシン上で複数の仮想的なマシンを動作させる技術。それぞれの仮想的なマシンには別々のOSやアプリケーションソフトを動作させることができる。

ハードウェア

  • LSI
    Large Scale Integrationの略で、1970年代に集積回路(IC)の集積度の高度化を区別する意味で作られた言葉で、比較的小規模のものを単にIC、比較的大規模のものをLSIと呼ぶ。
  • SoC
    System on a Chipの略で、コンピュータやシステムの動作に必要な機能のすべてを、一つの半導体チップに統合する設計方法または統合した集積回路(LSI)のことをいう。

コンピュータシステムの例題に挑戦!

<例題>
CPUのクロックに関する説明のうち,適切なものはどれか。

A、 USB接続された周辺機器とCPUの間のデータ転送速度は,クロックの周波数によって決まる。
B、 クロックの間隔が短いほど命令実行に時間が掛かる。
C、クロックは,次に実行すべき命令の格納位置を記録する。
D、クロックは,命令実行のタイミングを調整する。

<解答> D、クロックは,命令実行のタイミングを調整する。

Aのクロック周波数は無関係で、使用しているUSB規格の転送速度によって決まります。

Bのクロックの間隔が短いということは、単位時間あたりにたくさんの動作を行えるということです。よって、同じ命令を実行するのにより短い時間で処理できます。

Cのクロックは記憶装置ではありません。次に実行すべき命令の格納位置を記録するのは、プログラムカウンタというレジスタです。

DのCPUのクロックは、一定の周期で発生し、コンピュータの各回路が処理動作を行う基準となる信号のことです。各回路が処理のタイミングを合わせるために使用されています。したがって正解は「D、クロックは,命令実行のタイミングを調整する。」です。

まとめ

今回はテクノロジ系の大分類、コンピュータシステムについて詳しく説明しました。

テクノロジ系は過去の問題を解くだけでは点数にはつながりづらく、更にITパスポート試験の中で一番問題数が多い分野です。

しっかりと用語を覚えた上で、なぜその答えになるかを論理的に理解し点数アップにつなげましょう。それでは本日も最後までご覧くださりありがとうございました!

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