簿記3級講座「決算手続1」

簿記

みなさん、こんにちは。youtubeで簿記3級講座を展開しておりますが、それをブログでも紹介します。動画が良い方は下の動画をどうぞ。

Seepの簿記3級「13決算手続1」

決算とは、1年間の経営成績をまとめる手続きをいいます。

基準となる日を決算日をいいます。決算日は会社が独自に決めることができます。3月31日の企業が多いようですが、それ以外の日(12月31日や9月30日など)の会社もあります。

では決算の手続を見ていきましょう。

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決算の手続

  1. 決算整理前残高試算表の作成
  2. 決算整理
  3. 決算整理後残高試算表の作成
  4. 帳簿の〆切
  5. 貸借対照表・損益計算書の作成

となります。以下順を追って見ていきましょう。

試算表の作成

(例題)
現金を6,000円受け取って、3,000円支払った。なお、資本金は3,000円とする。

合計試算表

借方合計

勘定科目

貸方合計

6,000

現金

3,000

 

資本金

3,000

6,000

 

6,000

決算の準備として、当期の仕訳をまとめます。それが合計試算表です。

残高試算表

借方残高

勘定科目

貸方残高

3,000

現金

 

 

資本金

3,000

3,000

 

3,000

残高試算表は、期末の残高をまとめたものです。

合計残高試算表

借方残高

借方合計

勘定科目

貸方合計

貸方残高

3,000

6,000

現金

3,000

 

 

 

資本金

3,000

3,000

3,000

6,000

 

6,000

3,000

合計試算表と残高試算表を合わせたものが、合計残高試算表となります。

決算整理

試算表は、あくまでも仕訳を集計しただけであり、決算時に残高の整理や修正をします。それが決算整理です。

以下決算整理を行う項目を上げてみます。

  • 貸倒引当金
  • 現金過不足
  • 経過勘定
  • 減価償却
  • 商品
  • 消耗品
  • 貯蔵品

貸倒引当金

貸付金や売掛金を回収できれば問題はありませんが、数多く取引をしていると一定割合で回収できないケースが生じます。それが貸倒れです。

決算時に、貸倒れのリスクを見積もる作業を行います。それが貸倒引当金です。
具体的には、貸付金や売掛金に一定の割合(%)をかけて求めます。

(例題)
売掛金残高10,000円に対して3%の貸倒引当金を計上する。

借方科目金額貸方科目金額
貸倒引当金繰入300貸倒引当金300

売掛金10,000円×3%で、貸倒引当金が求められます。

貸倒引当金は、売掛金(資産)を減らすものになるため、貸方に記載をします。
借方には、貸倒引当金繰入(費用)を記載します。

(例題)
売掛金残高10,000円に対して3%の貸倒引当金を計上する。なお、貸倒引当金の残高が500円ある。

300円の貸倒引当金が必要ですが、すでに500円分計上されています。したがって、200円減らすことができます。

借方科目金額貸方科目金額
貸倒引当金200貸倒引当金戻入200

貸倒引当金が減ったので、借方に記載をします。
貸方には、貸倒引当金戻入(収益)を記載します。

(例題)
売掛金200円が貸倒れた。なお、貸倒引当金の残高が500円ある。

不幸にも売掛金200円の回収に失敗しました。
この場合、貸倒引当金を利用します。

借方科目金額貸方科目金額
貸倒引当金200売掛金200

貸倒引当金が減ったので、借方に記載をします。
回収できなかった売掛金は、売掛金(資産)が減ることになるので、貸方に記載します。

(例題)
売掛金200円が貸倒れた。なお、貸倒引当金の残高が150円ある。

先ほどと異なり、貸倒引当金だけでは、貸倒れた200円をカバーできません。

借方科目金額貸方科目金額
貸倒引当金
貸倒損失
150
50
売掛金200

この場合には、貸倒損失という勘定を使用します。

(例題)
貸倒として処理した200円のうち50円を現金で回収した。

最後に、貸倒れたと思ったらラッキーなことに50円回収できた場合です。

借方科目金額貸方科目金額
現金50償却債権取立益50

貸倒れの処理をした段階で、その債権は消滅(償却)したと考えます。
償却したものが返ってきたということで「償却債権取立益」(収益)として貸方に記載をします。

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