簿記3級講座「商品の売買2」

簿記

みなさん、こんにちは。youtubeで簿記3級講座を展開しておりますが、それをブログでも紹介します。動画が良い方は下の動画をどうぞ。

Seepの簿記3級「02商品の売買2」

前回に続いて、商品を売買した場合の仕訳を学習してきます。

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クレジットカード売掛金

商品の代金をクレジットカード払いで受け取った場合の仕訳を見てみましょう。

(例題)
500円でカバンを販売し、クレジットカードで支払いを受けた。なおカード会社への手数料は代金の5%であった。

クレジットカードで代金が支払われた場合、クレジットカード会社から店舗に代金が振り込まれます。その振り込みは、商品が売れたときよりも後になります(数日後から1月後ぐらい)。

その意味では、売掛金と変わらないのですが、クレジットカード会社から代金が振り込まれる際は、クレジットカード会社の手数料が控除されています(数%ぐらい)。

今回も5%はクレジットカード会社の手数料として控除されてしまうわけです。

借方科目金額貸方科目金額
クレジット売掛金
支払手数料
475
25
売上500

代金500円の5%は25円です。したがって、25円は支払手数料という費用として、借方に記載します。また、後日クレジットカード会社から振り込まれる475円(=500円−25円)は、クレジット売掛金という資産として、借方に記載をします。
貸方には、売上という収益が記載されます。

借方については、費用と資産が並ぶことになります。覚えるのではなく、理屈を理解しましょう。

(例題)
クレジット売掛金475円が当座預金に振り込まれた。

無事、クレジット売掛金から振り込まれました。今回は当座預金という商売で使用する口座に振り込まれました。当座預金については後日説明をします。

借方科目金額貸方科目金額
当座預金475クレジット売掛金475

当座預金は資産ですので、借方に記載します。
また、振り込みがあったことにより、クレジット売掛金という資産がなくなるので、貸方に記載します。

値引き

売買した商品に問題があった場合など、代金を値引きすることがあります。

(例題)
350円でカバンを販売し、代金は掛けにしたが、トラブルが生じ50円値引きした。

借方科目金額貸方科目金額
売上50売掛金50

値引いた分だけ、売上と売掛金が減ります。売上=収益が減ったので、借方に、売掛金=資産が減ったので、貸方に、それぞれ記載します。

(例題)
300円でカバンを仕入れ、代金は掛けにしたが、トラブルが生じ50円の値引きを受けた。

借方科目金額貸方科目金額
買掛金50仕入50

今度は逆に値引いてもらいました。それにより、仕入=費用が減ったので、貸方に、買掛金=負債が減ったので、借方に、それぞれ記載します。

返品

今度は値引きでは済まず、商品ごとお返しする場合の処理です。

(例題)
350円でカバンを販売し、代金は掛けにしたが、トラブルが生じ返品を受けた。

借方科目金額貸方科目金額
売上350売掛金350

値引きと同じく、売上と売掛金が減ります。売上=収益が減ったので、借方に、売掛金=資産が減ったので、貸方に、それぞれ記載します。

(例題)
300円でカバンを仕入れ、代金は掛けにしたが、トラブルが生じ返品した。

借方科目金額貸方科目金額
買掛金300仕入300

やはり値引きと同じく、仕入=費用が減ったので、貸方に、買掛金=負債が減ったので、借方に、それぞれ記載します。

仕入れにかかる費用

商品の運送にかかる運送費などの費用の処理について見ていきます。仕入諸掛ともいいます。

  1. 自分で負担する場合は、「仕入」の増加となります。
  2. 自分が立替え、先方が負担する場合は、「立替金」を借方に記載します。ただし、買掛金から差し引くこともできます。

(例題)
300円で花を仕入れ、代金は掛けにした。また、先方が負担する引取運賃30円を現金で支払った

借方科目金額貸方科目金額
仕入
立替金
300
30
買掛金
現金
300
30

引取運賃は先方が負担することになっていますので、その分は「立替金」として記載をします。立替金は、後で払ってもらえる権利=資産ですので、借方に記載をします。

なお、立替金(30円)の分、買掛金が減ったと考えることもできます。30円もらって、300円払うならば、最初から270円払えば話が早いというわけです。
そう考えた場合の仕訳は以下のとおりです。

借方科目金額貸方科目金額
仕入300買掛金
現金
270
30

販売にかかる費用

販売をする場合も運送費などの費用が必要となることがあります。売上諸掛ともいいます。

  1. 自分で負担する場合は、費用の増加(「発送費」など)となります。
  2. 自分が立替え、先方が負担する場合は、「立替金」を借方に記載します。ただし、売掛金に含めることもできます。

(例題)
500円で花を販売し、代金は掛けにした。また、先方が負担する引取運賃100円を現金で支払った。

借方科目金額貸方科目金額
売掛金
立替金
500
100
売上
現金
500
100

引取運賃は先方が負担することになっていますので、その分は「立替金」として記載をします。立替金は、後で払ってもらえる権利=資産ですので、借方に記載をします。

なお、立替金(100円)の分、売掛金が増えたと考えても構いません。
そう考えた場合の仕訳は以下のとおりです。

借方科目金額貸方科目金額
売掛金600売上
現金
500
100

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